ロートレックと136人の 画家展 ー               

19世紀はめまぐるしい勢いで技術革新と文化を進歩させ、文明文化が飛躍的に向上した時代でした。

当時、文明文化の中心であったパリでは世紀末から20世紀という未知なる新時代を迎え、1900年のパリ万国博覧会では文明文化の粋を結集させた一大イベント開催し、国内外に多大なる影響を与えました。この博覧会がフランスの首都パリをさらに世界に知らしめ、まさにベル・エポック(「良き時代」)の到来を告げたものでした。

パリの街は芸術の都と称され、その時流は大衆文化からも芸術に大きく影響させ、新たなる美術運動、さらに世紀の転換期から芸術思潮が幅広く展開され、新たなる芸術ジャンルであるポスターや風俗画等が数多く制作されました。

本展では、大胆な表現力でポスターを芸術の域まで高め、後世に大きな影響を与えた画家トゥルーズ=ロートレックと同時期の新興していた画家たちで描かれた斬新な構図、優れた洞察力、見事な色彩感覚等から生まれた作品群の数々に注目ました。

ベル・エポックを回顧し、象徴的な女性の服飾、大衆文化、風景、生活、劇場、風俗、盛り場、風刺、広告など各分野を描いていった画家たちの版画を中心に油彩,パステル,水彩,デッサンを含む作品で構成しました。

ベル・エポックを背景に新たな表現に果敢に取り組み、未知なる芸術分野を描き出した作品を存分に楽しめる展覧会です。

2021.12.18~2022.2.6北九州市立美術館
2020.11.19~2021.1.8佐世保市博物館島瀬美術センター
2019.6.15~9.1河口湖美術館
2018.2.13~3.27盛岡市民文化ホール
2017.11.3~12.17いわき市立美術館
2017.6.3~7.9福井市美術館